原因の分からない不調には
鍼灸が効果的です
鍼灸は古い歴史を持つ、日本でも有名な施術のため、どなたも名前はご存知かと思います。
しかし、施術による作用や、鍼灸が有効な症状などは、あまり知られていないかもしれません。
鍼灸ではツボを刺激することで、全身を流れるエネルギーや血液、体液のバランスを改善していきます。
身体の治癒力を高めていく施術のため、病気やケガなどがみられない、原因がはっきりと分からない不調に非常に効果的です。
こちらのページでは、当院の鍼灸について仕組みや効果、改善が期待できる症状を詳しくご紹介しています。
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目次
こんなお悩みはありませんか?
- 肩のこりがなかなか取れない
- 手足が冷えている
- 四十肩・五十肩の影響で肩を動かしにくい
- 夜の寝つきが悪い
- 原因不明のだるさが続いている
- 慢性的に腰が痛む
鍼灸はどのような
施術なのでしょうか
鍼施術の仕組みや特徴
鍼施術は、全身のツボに鍼を刺していく施術です。
東洋医学の考えのもとで、施術は行われています。
●東洋医学について
東洋医学はおもに中国を起源として、発展した医学のことです。
手術や投薬などによって、原因部位に直接アプローチしていく西洋医学とは違い、東洋医学では全身を流れる気血(エネルギーや体液)の流れを重要視します。
経穴(ツボ)を刺激することで気血の流れを整え、身体が本来持つ自然治癒力を高めることにより、さまざまな不調の改善を目指していきます。
患部をみていく西洋医学とは違い、東洋医学では自覚症状のある箇所から離れた部位を施術する場合もあります。
●鍼施術の特徴
・ディスポーザブル(使い捨て)鍼の使用
当院では、使い捨ての鍼を使用しているため、一度使った鍼を他の患者様に刺すことはありません。
また、一本一本が個別にパックされており、施術直前に封を開けて使用しているため、衛生面で非常に安全なものとなっております。
・痛みは少ない
施術に使用する鍼の太さは0.1〜0.3mmほどです。
髪の毛程度の太さであり、かつ先端は丸みを帯びて表面も滑らかになっているため、刺したときの痛みは少なくなっております。
・西洋医学と東洋医学のいいところどりをした施術
全身の気血の流れを整えていく東洋医学だけではなく、解剖学的な視点から筋肉や骨格のバランスをみていく西洋医学も施術に取り入れております。
症状にあわせて、西洋医学と東洋医学の各々の利点を生かした施術を行います。
・パルス鍼を行うこともある
刺した鍼に電極をつなぎ、低周波電流(パルス波)を流す場合があります。
パルス鍼では、筋肉に直接電気を通せるため、よりピンポイントな刺激を加えられるようになっております。
・貼る鍼も使用
テープに1mmほどの長さの細い鍼がついた、円皮鍼(えんぴしん)も活用しています。
円皮鍼を貼ることで、自宅に帰った後も経穴を刺激できるようになっています。
お灸の仕組みや特徴
●お灸とは
お灸は、もぐさを燃やした熱で経穴(ツボ)を刺激していく施術です。
もぐさとは、ヨモギの葉の裏にある柔らかい毛を取り出し、乾燥させたものになります。
症状改善が期待できる経穴の上にもぐさを置き、火をつけて燃やした熱で温めていきます。
お灸も鍼施術と同様に、全身を流れるエネルギーや体液のバランスを整えることで、身体が本来持つ治癒力を高めていく仕組みになっています。
●お灸の特徴
・鍼にはない効果
もぐさを燃やしたときに出る煙には「シネオール」と呼ばれる、香料にも使用されている成分が含まれています。
シネオールには、痛みを鎮める「鎮痛作用」や心を安らげる「リラックス作用」などがあるといわれています。
※施術には、においの少ないものを使用しております。
・台座灸
施術には、真ん中が空洞になっている台座の上にもぐさが乗った「台座灸」を使用しています。
肌ともぐさとの間に隙間があるため、火傷する可能性は低くなっております。
(注意しておりますが、やけどは完全に防げるものではない点は、あらかじめご了承ください)
また、熱くなりすぎる心配も少なく「心地よい温かさ」と感想をいただくことが多いです。
鍼灸はさまざまな症状に
効果を期待できます
鍼灸に期待できる効果
●血流改善
鍼灸では、鍼を刺すことで肌に微細な傷をつける形になります。
組織の損傷を修復しようと、施術した箇所の血液やリンパの流れが促されるといわれています。
また、経穴への刺激で内臓の働きが活性化されることも、血流の改善につながる要因に考えられています。
●筋緊張の緩和
血液やリンパの流れが良くなると、疲労物質が体外に排出されやすくなるため、筋肉のこりやはりの緩和が期待できます。
経穴への刺激により、体液やエネルギーの流れが活性化され、身体が本来持っている自己治癒力が高まるといわれています。
鍼灸を受けると、身体の内側から変化していくため、手技では行えない深いところまでアプローチが行えるようになっています。
●自律神経の調整
つぼへの刺激で筋肉の緊張が緩まり、血の巡りが良くなっていきます。
それにより、身体を休息状態にする副交感神経の働きが高まり、交感神経とのバランスが整いやすくなります。
一般的に自律神経の乱れというと、日常のストレスで副交感神経の機能が弱まり、交感神経が優位になり続けている状態を指します。
●鎮痛効果
鍼灸による経穴への刺激で、脳内にモルヒネに似た物質「内因性オピオイド」が分泌されることが分かっています。
モルヒネは、痛みの伝達を抑制する、鎮痛作用に優れた物質のことです。
鍼灸は薬ではないため、医療用のモルヒネを使用したときとは違い、副作用や中毒の心配は基本的にありません。
鍼灸で改善が期待できる症状
●慢性症状
鍼、お灸の刺激で代謝が高まり、身体に溜まった発痛物質や疲労物質が体外に排出されやすくなります。
頭部への血行が回復することで頭痛の緩和に、肩や腰部周辺の血流改善によって、慢性的な肩こり、腰痛の緩和が期待できます。
特に鍼灸では、手技では刺激できない深部の緊張までほぐせるため、これまで取りきれなかった根強いこりや痛みを軽減することも可能です。
●神経痛
鍼灸施術を受けることで、筋肉の緊張が緩まり、神経への圧迫が取れていきます。
また、経穴への刺激により全身に鎮痛作用が働くといわれているため、坐骨神経痛や肋間神経痛といった神経痛の症状緩和が期待できます。
特に坐骨神経痛は深部にある筋肉が原因となりやすいです。
長めの鍼でお尻の深い箇所にある筋肉を刺激しつつ、電気(パルス波)を利用することで、効率的に緊張をほぐして症状改善につなげられるようになっています。
●四十肩・五十肩
鍼灸の鎮痛作用を利用することで、四十肩・五十肩の痛みの緩和を図れます。
また、肩関節まわりの緊張をピンポイントで緩めることにより、炎症から起こる可動域制限も早期に改善しやすくなっています。
●自律神経失調症
鍼灸を受けると身体の緊張がほぐれてくるため、自律神経が整いやすくなります。
交感神経と副交感神経がバランス良く機能することで、頭痛やめまい、吐き気、イライラ、抑うつといった症状の改善が期待できます。
●腱鞘炎
血流が改善すると、患部に酸素や栄養が運搬されやすくなるため、腱鞘に起きた炎症の抑制、治癒力の向上が期待できます。
また、前腕や肩まわりなど原因となる筋肉を緩めておくことで、腱鞘炎の予防にもつながるといわれています。
日常生活における注意点
施術前後に注意すべきこと
●多少の火傷と水脹れの可能性
お灸では、もぐさと皮膚との間にものを挟む「間接灸」を実施していますが、肌質によっては火傷を起こしてしまう可能性があります。
火傷ができた際は、常温の水で5分ほど冷やしてください。
もし冷やしても痛みが続いたり、水膨れができてしまったりした場合は、患部を刺激しないように気をつけ、医療機関に一度相談してみてください。
●前後の飲酒、長湯、サウナについて
施術の効果を妨げる可能性があるため、施術前後の飲酒は控えるようお願いいたします。
また、身体の状態を正確に把握できなかったり、施術後のだるさなどにつながったりする場合があるため、施術前後の長湯、サウナもおすすめしておりません。
●好転反応について
施術後に頭痛、発熱、だるさなどがみられる場合があります。
これらは、血流が急に良くなることで起こる「好転反応」になります。
施術後は老廃物の排出を促すため、水分を多めにとってゆっくり休むようにしましょう。
●内出血について
血管に鍼が触れることで、まれに内出血を起こしてしまう可能性があります。
内出血は、2、3日から長くとも3週間程度で自然と消えていくため、ご安心ください。
鍼灸に関するおもなQ&A
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鍼灸にはどのような効果が期待できますか?
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筋緊張の緩和、血流促進、鎮痛作用、自律神経の調整などの効果が期待できます。
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身体に鍼を刺すのは痛くありませんか?
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非常に細い鍼を使用しているため、痛みは少なくなっています。
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お灸は熱くありませんか?
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台座に乗ったもぐさを燃やすため、熱くなりにくいです。
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どのような症状で鍼灸を受けたら良いですか?
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肩こり、腰痛をはじめ、自律神経失調症、四十肩・五十肩、神経痛などの症状に鍼灸は特に効果的です。
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鍼灸に保険は利用できますか?
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医師の同意書があれば、保険を利用できる場合があります。
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鍼灸を受ける際に何か気をつけることはありますか?
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疲労感や倦怠感につながる可能性があるため、施術前後の入浴は控えることをおすすめしています。
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鍼によって内出血は起こりませんか?
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鍼が血管に当たることで、まれに内出血を起こす可能性はあります。(2.3日で消えることが多いです)
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お灸の跡が残ることはありませんか?
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跡が残るケースは少ないです。
しかし、軽いやけどや水ぶくれができる可能性はあります。
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鍼灸はどれくらいの期間続けると良いですか?
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体質を変えるためには、1ヶ月以上は継続していただきたいです。
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鍼灸は安全な施術ですか?
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使い捨ての鍼を使用しているために感染の心配は少なく、安全な施術になっています。
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熊谷市の整骨院-あおか接骨院・鍼灸院
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