頭痛でお悩みの方へ
一口に頭痛といっても、いくつかの種類があることをご存知でしょうか?
まずは病気によるものかどうかで「一次性頭痛」「二次性頭痛」に分けられます。
また、慢性的に続く一次性頭痛は、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛の3つの種類があります。
対処法も変わっていきますので、頭痛を改善・予防するには、ご自身の頭痛のタイプを知ることから始めていきましょう。
こちらのページでは、頭痛の種類別の特徴とセルフケアの方法について詳しくご紹介しています。
-
目次
こんなお悩みはありませんか?
- 定期的に片頭痛が起こる
- 頭痛とともに吐き気やめまいもある
- 頭痛が続く原因が分からない
- 目の奥の痛みで目が覚めることがある
- こめかみの痛みで起き上がれない
- 頭痛が起こらないように予防したい
頭痛とは?頭痛のおもな症状と原因について
頭痛とは?頭痛になってしまうおもなケース
頭痛は原因によって「慢性頭痛(一次性頭痛)」と「二次性頭痛」の2つの種類に分けられます。
●一次性頭痛
一次性頭痛は、数ヶ月や数年以上続く慢性頭痛(いわゆる頭痛持ちの頭痛)のことです。
片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛がその代表例に挙げられます。
一次性頭痛は命に別条はありませんが、痛みによって仕事や家事など日常生活に支障が出る可能性があります。
●二次性頭痛
二次性頭痛は、急に発症する頭痛のことです。
・これまでに経験したことがないほどの強い痛みがある
・突発して短時間でピークに達する痛みがある
・熱がある
・手足の麻痺やしびれをともなう
上記のような症状がみられる場合は、くも膜下出血(脳出血)や髄膜炎などの可能性もあり注意が必要です。
また、数週間のうちに徐々に悪化してくるようであれば、脳腫瘍や慢性硬膜下血腫などかもしれません。
二次性頭痛は命に関わることもある、緊急性の高い頭痛となります。
そのため、医療機関での早急な治療が必要です。
一方の一次性頭痛であれば、接骨院の施術やセルフケアにより改善・予防を望めます。
片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛の特徴については、下記にて詳しくご紹介していきます。
頭痛のおもな症状と原因について
●片頭痛
若年層〜中年にかけての女性に起こりやすい頭痛です。
月に1.2回、多い方では週に1.2回発症し、痛みは4〜72時間ほど続くといわれています。
・原因
脳の血管の急な拡張で、周辺の神経が刺激されることにより、片頭痛が起こると考えられています。
詳しいメカニズムは分かっていませんが、特に次のような要因で片頭痛が発症しやすくなっています。
・環境の変化によるストレス
・食べ物(チョコレート、チーズ)
・女性ホルモンの変動(生理前後、更年期)
・気候と気圧の変化
・睡眠不足
など
・症状
頭の片側(もしくは両側)のこめかみあたりに生じる、ズキズキとした拍動性の痛みが片頭痛の特徴です。
痛みの程度は強く、日常生活にも支障が出てくる場合があります。
また、めまい、耳鳴り、吐き気などをともなうケースも見受けられます。
●緊張型頭痛
もっとも多くの方を悩ませている頭痛の種類です。
特に働き盛りの年代で発症しやすいといわれています。
・原因
首や肩まわりの筋緊張から頭部への血流が悪くなり、痛みにつながることが考えられています。
日常生活において、筋肉を硬化させる要因には、次のものが挙げられます。
・心身ストレス
・肩こり(血行不良)
・眼精疲労
・電子機器の使いすぎ
・睡眠不足
・ストレートネック
など
・症状
頭全体の圧迫感、締め付け感をともなう痛みが緊張型頭痛の特徴です。
痛みは軽度であることが多く、片頭痛のように寝込むほどの痛みには基本的になりません。
頭痛とともに、めまいや耳鳴りをともなう場合もあります。
●群発頭痛
若い男性に起こりやすい頭痛です。
しかし、患者数自体は少なく、まれな頭痛といえます。
年に1.2回の周期で1.2ヶ月ほど続く「群発期」では、毎日決まった時間帯に痛みを発症することが群発頭痛の特徴になります。
・原因
目の奥にある血管の拡張や、脳の視床下部の異常などが、群発頭痛の原因に考えられています。
詳しいメカニズムは分かっていませんが、日常生活において、次のような引き金が挙げられます。
・お酒の飲みすぎ
・喫煙
・生活リズムの乱れ
・睡眠不足
など
・症状
片方の目の奥に起こる痛みが、群発頭痛のおもな症状です。
痛みの程度は非常に強く「スプーンで目の奥をえぐられるような痛み」と表現されることもあります。
また、頭痛とともに、目の充血や鼻づまり、鼻水などがみられる場合もあります。
類似症状のある隠れた病気について
先述したように、脳の病気から起こる「二次性頭痛」もなかにはあります。
頭痛の症状とともに、次のような身体の異変を感じる際は、早急に医療機関に行くようにしましょう。
・これまで経験したことのない激しい痛みがある
・突然強い痛みに襲われた
・手足にしびれや麻痺がある
・意識障害がある
など
命に関わるケースもあるため、放置しないようにお気をつけください。
頭痛のおもな施術法と代表的な施術期間・施術過程について
頭痛のおもな施術法
●手技療法
頭痛に対しては、筋肉の緊張を手でほぐしていく手技療法をおもに行っております。
多くの患者様にみられる「緊張性頭痛」では、首肩の筋肉の硬直により、血液が脳に行きづらくなることが痛みの原因となりやすいです。
血流を良くして痛みを緩和していくには、首肩まわりはもちろんのこと、首や肩に負担を与えている腰や腹部、下肢の筋肉にも注目します。
原因を深堀していき、全身に視野を広げて施術することで、頭痛の早期回復を目指します。
個人差はありますが、姿勢や身体のバランスを改善して再発を防いでいくには、痛みが緩和した後も1.2ヶ月ほど施術を続けることをおすすめしています。
頭痛になってしまった際の注意点と対処法
片頭痛の対処法
・身体への刺激を減らす
片頭痛は身体を動かすと、痛みが悪化する可能性があります。
症状が出ている際は、暗くて静かな部屋で、ゆっくりと休むようにしてください。
・頭痛薬を服用する
痛みがストレスとなり、より症状を悪化させる場合もあります。
つらい片頭痛がある際は、頭痛薬を服用して痛みを抑えていきましょう。
・適度な睡眠をとる
睡眠不足は、片頭痛の引き金となる場合があります。
8時間を目安に適度な睡眠をとり、心身ともにリフレッシュするようにしましょう。
適度な睡眠は片頭痛に限らず、すべての慢性頭痛に効果的な対処法となります。
緊張型頭痛の対処法
・マッサージやストレッチを行う
首や肩まわりの緊張をほぐし、血の巡りを良くすることで、緊張型頭痛の改善が期待できます。
「首筋や後頭部、こめかみを優しくもみほぐす」「首を横に傾けるストレッチ・胸を開くようなストレッチをする」などの方法があります。
・首まわりを温める
ホットパックや蒸しタオルを当てて、首のまわりを温めてください。
温めることで筋肉の緊張がゆるまり、頭部への血流も回復しやすくなります。
群発頭痛の対処法
・入浴を避ける
身体を温めると血管が拡張し、痛みを引き起こす可能性があります。
特に群発期には、湯船に浸かった入浴は避け、シャワーで済ませるようにしましょう。
・高濃度の酸素吸入を行う
酸素吸入が群発頭痛の緩和に有効といわれています。
群発頭痛が疑われる際は、早めに医療機関に相談することをおすすめします。
そもそも頭痛にならないための予防法と身体のケア方法
●片頭痛
・頭痛記録をつける
頭痛が起きた日付や時間帯、痛みの程度、服用した薬などを記録しておきましょう。
傾向を把握しておくと事前の対策を立てやすくなるほか、記録をみることで、医師が状態にあわせた処置を行いやすくもなります。
・十分な睡眠をとる
睡眠不足は、頭痛の原因となりやすいです。
夜更かしは避け、毎日8時間程度はしっかりと眠るようにしてください。
●緊張型頭痛
・正しい姿勢を保持するための筋力トレーニング
姿勢の崩れから、首や肩周辺の緊張を生みやすくなります。
背中を伸ばした姿勢を維持して、首や肩まわりのこりを防ぐためにも、腹筋、背筋トレーニングなどで体幹の筋力を鍛えておきましょう。
・肩甲骨のストレッチを行う
肩まわりのこりをほぐすためにも、肩甲骨のストレッチを習慣的に行いましょう。
背中側で指を組み、両腕を後ろにゆっくり引いていくことで、胸や肩甲骨まわりの筋肉をストレッチできます。
●群発頭痛
・規則正しい生活を心がける
体内時計の乱れは、群発頭痛の原因の一つに考えられています。
早寝早起きを心がけ、規則正しい生活を送ることで、群発頭痛を防いでいきましょう。
・禁酒、禁煙を行う
アルコールやタバコにより、群発頭痛が生じる場合があります。
特に群発期には、痛みを引き起こさないように禁酒、禁煙に努めてください。
・定期的なカウンセリングを受ける(通院)
群発頭痛は、セルフケアでは対処がむずかしい場合があります。
予防も含めて、定期的に医療機関でカウンセリングや処置を受けることをおすすめしています。
頭痛に関するおもなQ&A
-
頭痛には、どのような種類がありますか?
-
慢性頭痛の代表例には、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛が挙げられます。
-
緊張型頭痛と片頭痛の違いは何ですか?
-
こめかみがズキズキと痛み、身体を動かすと痛みが悪化する場合は、片頭痛の可能性があります。
-
頭痛のおもな原因は何でしょうか?
-
ストレスや血行不良、睡眠不足、眼精疲労などが原因となりやすいです。
-
緊張型頭痛にはどのようなセルフケアが効果的ですか?
-
首・肩まわりのストレッチやマッサージが有効といわれています。
-
片頭痛にはどのようなセルフケアが効果的ですか?
-
片頭痛には、ゆっくり身体を休めることが大事になります。
-
群発頭痛にはどのような対処を行えば良いですか?
-
自身での対処がむずかしいため、医療機関に行くことをおすすめしています。
-
接骨院における頭痛への施術内容を教えてください
-
手技療法がメインとなります。
首肩まわりを中心に緊張をほぐしていきます。
-
頭痛への施術に保険は利用できますか?
-
保険は使えないため、自費での施術になります。
-
医療機関に行ったほうが良い頭痛の症状は何がありますか?
-
急に起こった頭痛、これまでに経験がないひどい頭痛などは病気の可能性があるため、早急に医療機関に行きましょう。
-
頭痛を予防するにはどうすれば良いですか?
-
ストレッチで肩甲骨まわりの柔軟性を高めましょう。
また、十分な睡眠をとることも頭痛の予防として大切です。
当院のご紹介
ABOUT US
熊谷市の整骨院-あおか接骨院・鍼灸院
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
09:00~21:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ▲ | ✕ | ▲ |
- お電話でのお問い合わせ
-
048-577-4017
受付時間:平日:09:00~21:00 / 土・祝:09:00~16:00 日:定休日
アクセス情報
- 住所
-
〒360-0845
埼玉県熊谷市美土里町3丁目57
- 最寄駅
-
籠原駅徒歩20分
- 駐車場
-
2台完備